昨今の技術の進化に伴い、現代社会における人工知能(AI)の役割はますます重要なものとなりました。
様々な分野でAIが問題解決や新しいアイデアの創出に寄与している現在、AIを効果的に扱えることは、これからの社会を生きる人々にとって、もはや必要不可欠なスキルと言っても過言ではありません。「AIを学ぶ」ということは、未知の領域に挑戦し、革新的なアイデアを生み出すための鍵を手に入れることなのです。

2020年の小学校・中学校・高校教育でのプログラミング必修化により、日本でも情報機器やITサービスに若いうちからより積極的に触れられるようになりました。しかしながら、依然として「AI後進国」と言われる日本では、高校生のうちからAIについて特化した教育を受けられる機会が少なく、国際的な舞台でAIの活用能力を競い合う機会も希少という現状があります。

こうした現状を少しでも変えていきたいという想いから、国際人工知能オリンピック日本委員会では、「次世代のAI人材を日本から世界へ」というスローガンの下、毎年夏に開催される国際人工知能オリンピック(IOAI)への日本代表派遣を通し、日本の高校生がAIの未来に挑戦する場を創るための活動をしていきます。