アジア太平洋人工知能オリンピックに出場 日本代表が銀1・銅2のメダルを獲得!

2026年6月13日に開催された Asia Pacific Olympiad in Artificial Intelligence(APOAI、アジア太平洋人工知能オリンピック)にて、一般社団法人国際人工知能オリンピック日本委員会(JOAI委員会)が決定した日本代表選手らが、銀メダル1枚、銅メダル2枚を受賞しました。

【画像】APOAI開会前の代表選手の集合写真

APOAI(Asia Pacific Olympiad in Artificial Intelligence)は、国際人工知能オリンピック(IOAI)の枠組みのもとで実施される、アジア・オセアニア地域の大会です。
IOAIの理念や基準に沿って運営される地域大会の一つとして、各国・地域の生徒が人工知能に関する知識や実践力を競い合うとともに、国際大会に向けた研鑽と交流の機会を提供する役割を担っています。

APOAI2026には、20か国から126名が参加しました。日本代表選手は、千葉県の麗澤大学 校舎「さつき」を日本会場として、同会場に集まり競技に臨みました。

代表選手の成績

日本からは、JOAI委員会が2026年2月に実施した「第1回日本人工知能オリンピック(JOAI2026)」の成績優秀者から、面接を経て下記8名を派遣しました。

氏名 / NAME所属校 / SCHOOL学年受賞
近藤 佐介筑波大学附属駒場高等学校3年
早川 智晴広尾学園高等学校2年
小山 昊想香川高等専門学校1年
石原 凛久アメリカンスクールインジャパン10年奨励賞
増島 楷セントメリーズインターナショナルスクール2年奨励賞
片山 悠輝長野県諏訪清陵高等学校3年奨励賞
辻 直矢角川ドワンゴ学園S高等学校3年奨励賞
中ノ瀬 蓮人灘高等学校3年

※学年は2026年7月2日時点

競技内容

計6時間の試験時間にて全4問の問題が出題され、参加者はPythonを駆使してモデルを構築し、その性能を競います。
APOAI2026では、天体観測データの分類、音声中の音響イベント検出、分子の立体構造からの物性予測、野生動物の個体識別という、実際の科学研究データに基づく4つの課題が出題されました。分野ごとに求められる専門性の質と深さは大きく異なり、参加者には6時間という限られた時間の中でそれを見極め、モデリングに落とし込む柔軟な対応力が求められました。

IOAIでは2日に問題が分かれているのに対し、今回のAPOAIは1日で完結し、扱うテーマがいずれも特定の学問分野に深く根ざしている点が特徴でした。AIへの技術力に加えて幅広い専門知識も試される、IOAI本戦とはひと味違った難しさを持つ大会でした。

賞の授与基準

各問題の合計評価をもとに、今大会では金メダルが上位10名、銀メダルが22名、銅メダルが32名に加えて、37名の参加者に奨励賞が送られました。

当委員会について

 一般社団法人国際人工知能オリンピック日本委員会(JOAI委員会)は、国際人工知能オリンピック(IOAI)に日本代表を派遣するため2024年に発足し、IOAI国際本部からの認証を受けた日本国内唯一の組織です。IOAIに参加する日本代表生徒の選抜・研修・派遣、および日本国内の人工知能に興味関心のある中高生・高専生の交流促進を目的としています。